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目次
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』について
著者
中島聡 プログラマー
Windows95の設計思想「ドッラック&ドロップ」や「ダブルクリック」など
の概念を生み出した伝説のプログラマー。
現在もiPhone用ソフトを開発中。
内容
著者の経験談をもとに時間術が出来た経緯や時間を有効に使えるようになると
どのような成果があるのか？
著者が編み出した時間術をいろんなパターンで紹介。
更に、アイディアを生み出すコツやどのようなことを仕事にすればいいのかまで
人生に役立つ内容が書かれています。
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』の感想
参考になった内容
「ラストスパート志向」が諸悪の根源
著者がこの本に書いている時間術について
考案したきっかけが
私たちにとっても必ず経験したともいえる夏休みの宿題です。
著者はこの夏休みの宿題を先延ばしにしたことによって
海に遊びに行けなかったという後悔から
時間術を編み出しました。
伝説のプログラマーと聞くともっと難しいタスクに追われていて
そのための時間術と思いきや、その根源は宿題だったのですね。
そして、やることを先延ばしにすることが
「ラストスパート志向」とこの本では説明されています。
詳しくこの本では、「ラストスパート志向」をしている人について
- 見積もりはあくまで見積もりでしかなく、予定どおりに仕事が進むとは限らない
- 締め切りは目前に、徹夜でも何でもして頑張ることが大切
- それでもどうしても締め切りに間に合わなかった場合は、その段階でスケジュール変更してもらうしかない
このような考え方をしていると書かれています。
ここがとても共感しました！
わたしも元ズボラなので、学生時代はもちろん
ラストスパート人間でした(笑)
徹夜でも頑張る事が大事ってところもぐさぐさと胸に刺さりました。
この本ではこの考え方を改めなければならない。
がんばっても期限に間に合わなければ成果を出せないといった具体的な
例を本の冒頭にも載せています。
がんばっても報われないのは、時間の使い方が間違っているという
点がしっかりと分かりますよ。
この辺もとても共感することが大きかったです。
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「締め切りは絶対に守るもの」と考え続ける
「ラストスパート志向」を改めて
期限にも間に合い精度も高い仕事をこなす方法が詳しく書いてありました。
それは、「ロケットスタート」の時間で仕事の8割を終わらせる。
期限までの初めの2割の時間で仕事の8割を全力疾走で完了させて、
残りの8割の時間で2割の仕事を流しながら、さらに添削など修正を
施して仕事の完成度を上げるという時間術です。
つまり、ラストスパート志向のように最後にがんばるのではなく
時間の余裕のあるときに集中してがんばることで
時間の余裕が出来て修正がしやすくなるという事です。
この本には他にも、
1日単位での仕事や同時進行の複数の仕事など、
長期の仕事以外にも進め方が書かれています。
また、この「ロケットスタート」の期間を
漫画のキャラクターに例えて分かりやすく表現されている部分もあって
作業中どんな感じで動けばいいのかイメージしやすく
なっています。
「スラック」=「余裕」を持つ
この本では
「ロケットスタート」の期間、全力疾走して早く仕事が終わったからと
いって次々と仕事を詰め込むことは禁止しています。
人はずっと全力疾走していることはできないからです。
余裕を持つ事で長いスパンで見た時に
ラストスパートで期限に間に合わない完成度の低い仕事をするよりも
スタートダッシュでがんばって期限に間に合う完成度の高い仕事を
こなしていく方がよいとすれば、
無理にどんどん仕事を入れて疲弊するよりも効率いいとしています。
この部分とても共感しました。
全力で頑張り続けて、疲れて辞めちゃうよりも
頑張るときは短期間でがんばった方が
ずっと継続しやすいですよね！！
「案ずるより産むが易し」
頭で考えすぎて作業が進まないという事
経験あるかと思います。
考えすぎると、負のループにはまってしまい
なかなか作業が進めないですよね？
この本の内容では、
考えてから手を動かすのではなく、手を動かしながら考える。
言い訳とか、不安とか、疲れているからとか、馴れていないからとかそんなことは
どうでもいいので「8割完成」とういうゴールに向かって爆進してください。
と書かれています。
この点も共感しました。
例えば、ブログ投稿するときになにを書こうかな～と頭でっかちに考えすぎて
いると疲れているからまたにしよう～といったように
言い訳が出てきて、結局目標の部分まで終われなかったりします。
だったら、無駄に考える隙を作る時間も与えないように
とにかく検索したりして探したりとかして
手を動かした方が、アイディアが浮かんできます。
そして、腰が重いような仕事こそ、8割完成すれば
辛い部分は終わったようなものなので
続きの2割を楽に手を付けやすくなり、
スムーズに仕事をこなせるようになります。
逆に、初めから全て一気に終わらせようと
考えるとやる気を起こすのが辛くなりますよね。
8割というのがなんともちょうどいい割合な気がします。
感想のまとめ
このブログではわたしの特に共感した点を抜粋したので
時間術や著者の経験談など詳しく知りたい方は
読んでみる事をおすすめします。
特に、プログラミングを学び始めた人やパソコンが好きな人、ブログを書いている人は
Windows95開発やビルゲイツにも触れているので興味深く読めると思います。
その他、締め切りを持っている人、みなさんに当てはまる事が
あると思うので
時間を有効に使えてないな～と考えている人には必読書ですよ。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
この本がおすすめな人
- 長期の期限付きの仕事がある
- 提出する仕事がある
- 時間を有効に使いたい
- 朝が弱いけど朝活したい
- 宿題を早く終わらせるメンタルが欲しい
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